世界のすみっこでネバーランド

あれをやらねば、これもやらねば、でも遊びたい。大人になれない母親のちっぽけなネバーランドの記録です。現在小学2年生(8歳)、幼稚園年少(4歳)、1歳児の育児に奮闘中。

カテゴリ:旅行 > ベトナム一人旅

前回まではサパへの旅を書いていたが、
ここでしばし脱線。
ベトナムの安全管理について書こうと思う。

随分前に、ベトナムでは
船の舳先にルフィーみたいに座っていても
怒られることはないと書いたが、
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そんなのは危険でもなんでもない。

これから私が書くのは、
ちょっと信じがたい話かもしれない。

それは、もしかしたらハノイ旅行の際でなく
後に行くことになるホーチミンでの
出来事だったかもしれない。 

とにかく、私はツアーを申し込んで
サパに向かう時に乗ったような
ミニバスに乗っていた。
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こんなのだ。

始めこそ順調に進んでいたツアーだったが、
しばらくすると乗っている人たちが
なんだか臭いがすると言い出した。

あなたも変な匂いがするでしょうと訊かれるも
私にはよくわからなかった。

ところが、しばらく走ると
確かに変な匂いがする。
ツーンとするような、
あまりに深く吸ってしまうとむせてしまいそうな
そういう匂いで、
たぶん初めて嗅ぐ種類のものだった。

本当だ、なんだか変な
ニオイがするなどと思ったのもつかの間、
みるみるうちに車内に煙が広がっていく。
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やばい!と思ったよね。さすがに。
知らない人に
ほいほいすぐについていっちゃう私だって。

極めてぼやっとしている私ですら
やばいって思ったくらいだから、
他の人はそりゃもう大騒ぎだよ。

でも、煙は後ろの方から出ていたから
運転手もガイドさんも気がつかない。

後ろに座っていたイタリア人の男性が
運転手さんとガイドさんに大声で伝えて 、
やっとバスが止まった。
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運転手さんとガイドさんが後ろに行って
何やら見たり話したりしている。

代車待ちかなって誰でも思うだろう。
2時間くらいはここにいるようなのかなぁ
なんてぼーっとしていたら、
なんとガイドさんが乗ってくれというじゃないか。

え、乗るの!?
って思ったけど、
別に誰も反対するわけでもなく
乗り込んでいくものだから
私も仕方なく乗り込んだが、
生きた心地はしない。
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何しろ煙が出ている車なんて
映画の中でしか見たことがないのだ。

そして、その映画の中では、
煙を吹いた車は3秒後には爆発すると
相場が決まっている。

しかも、
ちょっとこれは流石に
記憶違いなんじゃないかとも思うが、
車の後ろから火も出ていたような気すらする。
 
まさに地獄車。
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いろいろな場所を巡る
ハトバス的なツアーだったはずなのだが、
とにかく車に乗るたびに
ドキドキしたのだけをよく覚えている。


 ベトナムの話をはじめから読む↓
困難だらけのベトナム一人旅1(成田駅に成田空港はありません)

前回の続き
(棚田の美しい村サパ)

サパという村は色々な少数民族が暮らしていて、
彼らの刺繍が見事だということは前回書いた。
 
そのサパでは、
少数民族の部落を訪ねる的な
ツアーを申し込んだのだが、
そのガイドさんというのが
どう見ても子ども。

可愛らしい声で、
のどかな歌を歌ってくれたのが
印象的だった。
民族の歌だとか言っていたような気がするが、
定かではない。

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棚田の見渡せる稜線みたいなところを歩くのは
本当に気持ちが良かった。

日本出身の私からすると、
小刻みに段の刻まれた棚田こそ珍しいが、
田園風景というのはさほど珍しいものではない。
しかし、同じくツアーに参加していた
ヨーロッパ出身の男性は
しきりに感心していた。

2〜3時間ほど歩いたんだったろうか。

その日泊まる宿、というより小屋に到着した。
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この写真はサパの中心部のものだが、
ちょうどこの子達の後ろに
写っている家のような感じだったんじゃないかと思う。


先程、ガイドさんが子どもだと書いたが、
サパでは幼稚園生くらいに見えるような子どもも
刺繍の施されたバッグやポーチを売って歩いていたので
それ自体は珍しいことではない。
驚いたのはここからだった。

一緒に寝てもいいかとお願いされた。
一人でゆっくり眠りたいなと
ちょっぴり思わないでもなかったが、
断るほどでもない。

それよりも驚いたのが、
彼女、ベッドの中でふざけてなかなか寝ないのだ。
早く寝ようねと何度言ったことか。

それも
「おっぱいよ〜」
と日本語で言いながら胸を触ってくるから
眠るに眠れない。

あまりの衝撃に年齢を聞くと23歳だと言う。
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私より年上!?
そんなはずない気がする・・・
でも、ここの人たち背が低いし
本当なのかもしれない・・・

と当時は思ったものだが、
小学生の息子を持つ今なら分かる。 
彼女はせいぜい10歳程度だったと思う。
なんと偉いことか。 
たった一人で客を案内するなんて。
泊まっているのも
自分の家というわけではなさそうだった。 

爪の垢を煎じて飲みたいものである。 

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バスに乗って山道を行き
着いたサパは、
棚田が広がる美しい村だった。

日本の棚田よりも
もっと急な斜面に作られていて、
山の斜面に合わせて
階段が作られているような感じ。
さながら山そのものが
ピラミッドか何かのように見える。

平らな面がものすごく狭いので、
どうやって農作業をしているのか不思議なほどだ。
機械はもちろん、
牛だって入りにくい場所のことだから、
すべて手作業なのかもしれない。
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残念ながら当時の私は
ほとんど写真を撮らなかったのか、
それとも単に無くしてしまったのか知らないが
棚田の写真がない。

私の画力では
あの清々しい緑と、
細かに刻まれた棚田の
繊細優美な曲線は表現できないから、 
サパの棚田風景はぜひ検索してみて欲しいと思う。 
 
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田舎の景色ってやつは
みんな人間が作ったもんなんですよ。

っていうのは
『おもひでぽろぽろ』の
トシオさんの言葉で、
昔から好きなんだけど、
サパの景色はまさにその通り。

自然と人が関わり合って作り上げた
本当に美しい風景が広がっている。 

棚田と共に特筆すべきなのが、
ベトナム少数民族だ。
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これもまあ大した写真が残っていないのだけど・・・。

一番右に写っている少女がそうなのだが、
みんな素晴らしい刺繍の施された
民族衣装を着て、
人なつこい。
(写真は見にくいので、黒モン族と検索すると良いと思う)
水浴びに行こうよなんて誘ってくれて、
谷川まで降りていったりなんかした。

私は水着を持っていなかったし、
サパは涼しい気候なので入らなかったが、
一人スペインあたりからの女性観光客が泳いでいたのを
よく覚えている。

中にはものを売るのに一生懸命な子もいて、
でもそれも本当に素晴らしい刺繍がされているので、
刺繍に興味のある人は行ってみると良いと思う。
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この写真に写っている物売りの女の子からもわかるように、
街にいる少数民族の女の子たちはみんな、
まだ小学生くらいの年齢だったんじゃないかと思う。

とにかく無邪気だった。 
ここで申し込んだツアーのガイドさんがまた
無邪気すぎるほど無邪気だったから書いておきたいが、
長くなったのでまた今度に。 

海外一人旅をしてみたいけど、
貴重品をどうやって
管理したらいいかわからないって人に、
私がどうしていたかをお届けするよ。

海外での貴重品管理はこんな感じ。
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まず、一番大切なのは 
お金を1つにまとめないこと。

万が一スリにあったって、
いくつも同時に取られるなんてありえないし、
恐喝にあってもとりあえず1つ差し出せば済むかもしれないから。

財布は絶対にいいものを使わないこと。
薄くて軽くて
ポケットにだって入っちゃうような
サイズが好ましいと思う。 

私は現地で買ったミニポーチみたいのを
メインの財布として使っていたよ。

メインの財布には
その日に使う最小限のお金だけを入れて、
人前では決して多額のお金を見せないこと。

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最初の頃は心配すぎて
よくある腹巻きにもお金を入れて、
 それだけじゃ飽き足らずに
両方の靴下の中にも
100ドルくらいずつお金を入れていたよ。

ベトナムは比較的治安がいいし、
あまりに暑いから
靴と腹巻きはやめちゃったけど。

全額持ち歩くのも不安なので、
念のためホテルの荷物にも
お金を少し残す。 

ティッシュにくるんでから
ビニールに入れたりして、
ぱっと見貴重品って分からないよう
ゴミっぽくしておいた。
 
服装も大事。
特に女性の一人旅は
綺麗な格好なんかしちゃいけない。 

現地調達のTシャツなんかを着て、
ダブダブのズボンなんかを履いておけばよい。

一人旅なら、
人前で日本語を話すこともないので、
服装をこんな感じにしておけば
まず日本人とは思われないし、
お金も全然なさうに見える。

日本人はいいカモだと
思われていることが多いので、
けっこう大事。

というのも、
後に日本人の友人と二人で
エジプトに海外旅行した時は
とにかく騙そうとか、
ものを売ってやろうって人が
多かったから。 

こんな感じで貴重品管理していたけど、
実際は運がいいのもあり、
大抵現地の人や
ほかの外国人旅行者と一緒にいたこともあり、
困った事態には一度も陥らなかったから、
これで正解かはわからない。

参考程度になればと思う。 

電車に通路に寝そべるツワモノたちと
夜行列車でラオカイへ向かった前回。
(困難だらけのベトナム一人旅15)

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ラオカイからはバスに乗って
サパを目指す。

バスといっても日本人が
一般的に思い浮かべるバスとは違う。
ミニバンみたいなちょっと大きめの乗用車だった。

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これがバスかぁなんて思いながら乗り込むと、
いよいよサパに向けて出発だ。

サパまでの道というのが、
いろは坂もなんのその
かなり曲がりくねった山道なのだが、
道幅も狭く、ガードレールもない。

当然、慎重に運転するだろうと思うが、
そこは百戦錬磨、
慣れたドライバーのなせる技である。

窓からのぞくと眼下に見える
険しい崖などなんのその、
猛スピードで走り抜けるのだ。

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何をそんなに急ぐ必要があるのだろうか。 
どんなに急いだって、
落ちたら元も子もない。

人生一巻の終わりである。

道がカーブするたびに、
旅行者が遠心力で右に偏り、左に偏り、
手に汗握りながらの乗車時間。
戦慄だ。 

そもそも、ベトナムの安全基準というのが
日本とは全く違う。

船の舳先に、
ルフィよろしく腰掛けて
鼻歌を歌っていたって何も言われないし、 
原付に二人乗りどころか
四人くらい乗ったってへっちゃらだ。
(お巡りさんには怒られるらしいけど)
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日本だったら考えられない。
怪我をしたって己の責任なのだろう。
気楽なもんである。
そんなところが居心地が良くて好きだった。


ベトナム旅行記をはじめから読む↓
 困難だらけのベトナム一人旅1(成田駅に成田空港はありません)

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