秋頃の話。
とある子供向けの科学教室のイベントで
多摩川へ化石掘りに行ってきた。

多摩川には古い地層が川底に露出している部分があって、
地層が柔らかいこともあり
初心者が発掘しやすいポイントらしい。

ついてみるとなるほど、
川底の泥岩の中に白く化石が見えている。
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(↑川底の様子。
 浅いところと深いところが川の流れで模様になっていて、
岩手県にあるイギリス海岸の様子と似ている)

一生懸命探さないとないというわけではなく、
見渡すとあちらにもこちらにも化石が見えているという状態。
誰にでも簡単に見つけることができる、が、
問題はそこからだ。

ここの泥岩、岩というより泥に近い。
子供の作った泥団子をほんの少し丈夫にしたぐらいの強度しかない。

無闇に掘り出すと化石ごと砕けるのである。

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化石があるであろう場所からかなり離れたところから
バールを打ち込むのがコツである。
周りの土ごと掘り出すのだ。
中の化石を綺麗に取り出す作業は、家に帰ってからじっくりやるのが良い。

現地で慌てて取り出すと化石を壊してしまうからだ。

歯ブラシや待ち針などを駆使して
コツコツと取り除く。
気分は考古学者だ。
出てくる化石は約100万年前のものなので、
現代にいる生き物と形は大差ない。
出てくるのは昨日食べたアサリのからのような貝がほとんどだ。
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それでも100均などで木箱を買ってきて収めると
立派に見える。
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柔らかい地層なのでどんどん掘れるから
とにかく楽しい。
付き添いできているはずの大人の方が夢中になってしまう。
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遠い昔に思いを馳せながら
カナヅチとバールでカーンカーンとやっていると
気分は銀河鉄道の旅。
プリシオン海岸だ。

体制の辛さも、水の冷たさもあっという間に忘れてしまう。

その日の河川の状態によるのだろうが、
掘るべき地層はほとんど水の底。
水に入っての作業となる。

事前にネットで調べて、
川底が露出している写真を鵜呑みにしていた私は
長靴など持っていなかったから大変。
運動靴を濡らしながらの作業だった。

長靴を履いていても子供なんかは水が入るし、
川底は滑りやすいから転ぶので
着替えは必須である。
もちろん、大人だって油断ならない。
全身着替えられる用意をしていくべきだ。

それから、掘り出した化石は土ごと持ち帰るので
大きめのタッパーと、化石を包む新聞紙もあると良い。

秩父の方へ行くともっと古い化石発掘ができるらしく、
今度行ってみたいと思っている。 



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