阪神が藤浪のポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認する方針のようだ。2013年に大阪桐蔭からドラフト1位で入団、通算成績は189試合で57勝54敗、防御率3.41。「野球の最高峰。ぜひ挑戦したいトップレベルの世界」と語っていたとのこと。
今季は2年連続で開幕投手を任され、最速162キロのストレートを武器にレギュラーシーズン後半では中継ぎとしても活躍し復調の兆しを見せた。
復調の波に乗って藤浪はメジャーで活躍することができるのか。現役日本人メジャー投手の日本球界での成績と比較してみたい。
試合 | 勝 | 負 | 防御率 | 投球回 | |
---|---|---|---|---|---|
藤浪 晋太郎 | 189 | 57 | 54 | 3.41 | 994.1 |
ダルビッシュ有 | 167 | 93 | 38 | 1.99 | 1268.1 |
前田 健太 | 218 | 97 | 67 | 2.39 | 1509.2 |
大谷 翔平 | 85 | 42 | 15 | 2.52 | 543 |
菊池 雄星 | 158 | 73 | 46 | 2.77 | 1010.2 |
有原 航平 | 129 | 60 | 50 | 3.74 | 836 |
澤村 拓一 | 352 | 48 | 52 | 2.77 | 868.1 |
投球試合数からも分かるようにプロ10年で、189試合、経験は充分だろう。しかしながら57勝54敗と勝率が.514と低く防御率も3.41と決して良いとは言えない。防御率は2点台が理想。今季は復調の兆しを見せたとはいえ、セットポジションでの制球にはやはり課題を感じる。暴投、四死球を出さないコントロールを身につければ、ポテンシャルはダルビッシュ有にも劣らないものがあると感じている。
今年28才の藤浪。おそらく残り10年が野球人生と考えた時にこのタイミングで挑戦したいという藤浪の想いは理解できる。かつて甲子園を目指し、プロ野球選手を目指した藤浪少年の想いと同じものがそこにはあるのだろう。ポテンシャルは充分、あとは藤浪の努力次第。いち阪神タイガースファンとしては、藤浪の新たな挑戦を応援したい!
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