岩崎優(31)がFA権を行使した上で残留することを表明した。契約金は4年総額8億円とみられる。
毎年、オフシーズンに話題となるFAだが、FAとは何かを紹介したい。
FAとは何か
FAはフリーエージェント(free agent)の略で選手がさまざまな球団と契約できる権利のことを言う。
通常はオフシーズンに自球団と来季の契約交渉を進めるが、FA権を行使すると他球団とも契約交渉を行うことができる。
FA権を行使できる条件
FA権は誰もが行使できるわけではなく、一定の条件をクリアした選手のみに与えられる権利となる。
その条件が145日以上1軍登録されたシーズンが8シーズン迎えることである。試合出場ではなく登録であるため、控え選手もFA権を獲得することができる。
FA権を行使するメリット
所属している球団とも相対的な市場価値で複数年契約で交渉できるため自分に有利になる可能性が高い。岩崎優がFA権を行使し残留したのはこの流れである。
しかしデメリットもある。仮にどの球団も獲得に名乗りを上げなかった場合、事実上自由契約となるため、次シーズンはプロ野球選手でなくなる可能性もある。
岩崎が残留した理由
「タイガースに必要とされているのかとう不安もあったが、そこで必要としてくださっていたっていうのが1つの理由でもあるし、タイガースで9年間やって、まだ優勝をしていないっていうのもあって、やっぱりそれを達成したいというのだったり、周りから残ってくれという声もあって」
今シーズンは抑えでありながら6敗、勝ち試合で抑えきれず逆転負けを喫する場面が印象に残っている。来季は岡田阪神で勝ち試合を安心して任せられる姿を期待したい。
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