11月2日は1985年に阪神タイガースが球団史上初めて日本シリーズを制し、日本一になった日だ。それ以降、日本一はない。それゆえ、11月2日は今でもファンの間では阪神タイガースの日と言われている。
では日本一を果たした1985年のメンバーがどのような成績を残しているのかを振り返ってみたい。
打順 | 守備位置 | 選手名 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ライト | 真弓明信 | .322 | 34 | 84 |
2 | センター | 弘田澄男 | .297 | 5 | 22 |
3 | ファースト | バース | .350 | 54 | 134 |
4 | サード | 掛布雅之 | .300 | 40 | 108 |
5 | セカンド | 岡田彰布 | .342 | 35 | 101 |
6 | レフト | 佐野仙好 | .288 | 13 | 60 |
7 | ショート | 平田勝男 | .261 | 7 | 53 |
8 | キャッチャー | 木戸克彦 | .241 | 13 | 32 |
9 | ピッチャー |
この年、三冠王を獲ったバースを筆頭に真弓、掛布、岡田の4人が3割30本以上というとんでもない攻撃力を誇った。
以下は今年ダントツの勝率でセリーグ優勝したヤクルトの規定打席以上の選手成績だ。見比べてもらえば当時の阪神打線が以下にすごかったかが分かるかと思う。
選手名 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|
村上宗隆 | .318 | 56 | 134 |
塩見泰隆 | .276 | 16 | 54 |
オスナ | .272 | 20 | 74 |
山田哲人 | .243 | 23 | 65 |
長岡秀樹 | .241 | 9 | 48 |
当然ながら当時と比べ現在は球種が増え、急速は150km/h以上が当たり前でピッチャー有利なことは間違いなく、厳密な比較はできない。
しかし、ファンを魅了する打ち勝つ野球を見せてくれていたことは間違いないだろう。
打低投高のこの時代、1点を争う守り勝つ野球が必要なことは間違いないが、プロとして「ファンに魅せる野球」とは何かが重要ではないだろうか。
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