11月14日、阪神 及川投手(21)が契約更改を行い、減額制限いっぱいの25%減となる年俸1500万円(推定)でサインした。
今季、1軍での登板は1試合(1投球回、1失点)に終わり自身としても悔しい1年だったと思われる。球団からの減額制限いっぱいの評価も受け入れざるを得なかった。
減額制限いっぱいとは何か?
ここで出てきた減額制限とは何かについて解説したい。
プロ野球がシーズンオフに入ると来季に向けた契約更新が行われるが、活躍できなかった選手に対する年俸の減額制限が野球協約に定められている。
野球協約の第92条には、次のような記載がある。
第92条(参稼報酬の減額制限)
次年度選手契約が締結される場合、選手のその年どの参稼報酬の金額から以下のパーセンテージを超えて減額されることはない。ただし、選手の同意があればこの限りではない。その年度の参稼報酬の金額とは統一契約書に明記された金額であって、出場選手追加参稼報酬又は試合分配金を含まない。
(1)選手のその年度の参稼報酬の金額が1億円を超えている場合、40パーセントまでとする。
(2)選手のその年度の参稼報酬の金額が1億円以下の場合、25パーセントまでとする。
及川選手の場合、今季年俸が2000万円(推定)のため、上記野球協約の(2)に該当するため、25パーセントにあたる500万円が減額制限いっぱいとなる。
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